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2017年7月8日土曜日

The Kingston Trio - Tom Dooley

こんばんは、古い音楽をお届けする音楽文章ラジオのお時間がやって参りました。進行は、名久井翔太です。どうぞよろしく。

早速、Murder Song特集第6回目と参りましょう。

今日の洋楽

第6回目は、ザ・キングストン・トリオでトム・ドゥーリーです。




トーマス・ランド作曲です。キングストン・トリオは1958年にシングルを出して、ビルボードホット100で1位を記録しています。

キングストン・トリオは、カリフォルニア州出身のフォーク・グループです。

メンバーは、以下の通りです。

•デイヴ・ガード (Dave Guard)
•ボブ・シェイン (Bob Shane)
•ニック・レイノルズ (Nick Reynolds)

後に、「小さな道に転がる石」「デイドリーム・ビリーバー」を作った、ジョン・スチュワートもメンバーでした。

デイヴボブは、ホノルルの高校で出会い友達になり、二人でタヒチやハワイの音楽、カリプソ・ミュージックを演奏するようになります。後にボブがニックを連れて来て意気投合して、トリオに発展します。

1958年にキャピトル・レコードからデビューします。2枚目のシングルが「トム・ドゥーリー」でした。大ヒットした彼らは、1961年まで全盛期を迎えます。

1961年に、オリジナル・メンバーのデイヴが抜けて、昔から親交の厚かったジョン・スチュワートを迎えます。そこから7枚アルバムを出しますが、そのうち6枚がビルボードのアルバムチャートトップ10入りをしています。

しかし、アメリカではビートルズやビーチ・ボーイズといった、エレキギターを持つグループが人気になり、アコースティック・ギター主流だったキングストン・トリオの人気はだんだん衰え、1967年に一旦解散します。その後は再結成を何度かしています。

今回紹介するトム・ドゥーリーは、実際の事件を元にして作られています。

軍人だったトム・ドゥーラが、フィアンセだったローラ・フォスターを1866年に殺します。ローラが心変わりをしたのが原因ですが、この事件は複雑で、色々な証言が出て、ローラの従姉妹のアン・フォスター・メルトンが殺したという憶測が生まれています。

トム・ドゥーラは殺してはいないものの、殺人に加担したとして、愛人だったアン・フォスター・メルトンの事をかばいます。1868年、トム・ドゥーラは23歳の若さで絞首刑に処されます。

トム・ドゥーラはTom Dulaと書きますが、この歌はアパラチア地方で生まれました。アパラチア地方の訛りなのか、ドゥーラであれば、最後のAはIと発音するんですね。だからトム・ドゥーリーと呼ばれるようになります。

では、和訳です。

Throughout history
There've been many songs written about the eternal triangle
This next one tells the story of a Mr Grayson, a beautiful woman
And a condemned man named Tom Dooley...
When the sun rises tomorrow, Tom Dooley... must hang...


「歴史を通してみると、

三角関係について歌われた歌はたくさんあるものです。

次の歌は、グレイソンという人と、ある綺麗な女性と、死刑を言い渡された、トム・ドゥーリーという人の話です。

太陽が昇れば、トム・ドゥーリーは首をうな垂れなければいけないのです。」


Hang down your head, Tom Dooley
Hang down your head and cry
Hang down your head, Tom Dooley
Poor boy, you're bound to die


首をうなだれろ、トム・ドゥーリー。

首をうなだれて泣くが良い。

首をうなだれろ、トム・ドゥーリー。

哀れな奴、お前はもう死ぬんだよ。


I met her on the mountain
There I took her life
Met her on the mountain
Stabbed her with my knife


俺は山で彼女と会った、

そこで彼女の命を奪った。

山で彼女と会った。

ナイフで彼女を突き刺した。


Hang down your head, Tom Dooley
Hang down your head and cry
Hang down your head, Tom Dooley
Poor boy, you're bound to die


首をうなだれろ、トム・ドゥーリー。

首をうなだれて泣くが良い。

首をうなだれろ、トム・ドゥーリー。

哀れな奴、お前はもう死ぬんだよ。


This time tomorrow
Reckon where I'll be
Hadn't a-been for Grayson
I'd a-been in Tennessee


明日この時間には、

俺はどこにいるか考えてみれば、

グレイソンの所に行かなきゃ、

テネシーについていたはずなのに。


Hang down your head, Tom Dooley
Hang down your head and cry
Hang down your head, Tom Dooley
Poor boy, you're bound to die


首をうなだれろ、トム・ドゥーリー。

首をうなだれて泣くが良い。

首をうなだれろ、トム・ドゥーリー。

哀れな奴、お前はもう死ぬんだよ。


Hang down your head, Tom Dooley
Hang down your head and cry
Hang down your head, Tom Dooley
Poor boy, you're bound to die


首をうなだれろ、トム・ドゥーリー。

首をうなだれて泣くが良い。

首をうなだれろ、トム・ドゥーリー。

哀れな奴、お前はもう死ぬんだよ。


This time tomorrow
Reckon where I'll be
Down in some lonesome valley
Hangin' from a white oak tree


明日この時間には、

俺はどこにいるか考えてみれば、

この何もない寂しい谷で、

白い樫の木で首を吊るだろう。


Hang down your head, Tom Dooley
Hang down your head and cry
Hang down your head, Tom Dooley
Poor boy, you're bound to die


首をうなだれろ、トム・ドゥーリー。

首をうなだれて泣くが良い。

首をうなだれろ、トム・ドゥーリー。

哀れな奴、お前はもう死ぬんだよ。


Hang down your head, Tom Dooley
Hang down your head and cry
Hang down your head, Tom Dooley
Poor boy, you're bound to die


首をうなだれろ、トム・ドゥーリー。

首をうなだれて泣くが良い。

首をうなだれろ、トム・ドゥーリー。

哀れな奴、お前はもう死ぬんだよ。


Poor boy, you're bound to die
Poor boy, you're bound to die
Poor boy, you're bound to die...


哀れな奴、お前はもう死ぬんだよ。

哀れな奴、お前はもう死ぬんだよ。

哀れな奴、お前はもう死ぬんだよ。


こんな感じです。

今日はこの辺でお時間です。

ではまた。


4 件のコメント:

  1. The Kingston TrioのTom Dooleyを楽しく読ませていただきました。ところでこの曲、途中で合いの手が入りますが、何を言っているのかわかりましたら教えてください。立川市 佐藤公男

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  2. 佐藤公男様

    コメントありがとうございます。

    合いの手の部分を聴いてみましたが、どうやら「Hang down your head and cry」と歌っているようです。トム・ドゥーリーは死ぬべき、という意味を強めているんでしょうね。

    またよろしくお願いします。

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  3. この時代のフォークが好きな父に昔聴かされた曲です。こんな歌詞だったんですね。のどかなメロディーでこんなブラックな歌詞が歌われていたなんて意外でした。あとドリフの「いい湯だな」の元ネタとの噂も‥‥。

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  4. Unknown 様

    コメントありがとうございます。本当ですね、リズムが同じですね。笑

    一見のどかな曲調でも、歌詞の中身は昨日、人を殺したとか、聴いただけでは想像もつかないような曲って意外とありますね。

    またお願いします。

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