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2018年3月22日木曜日

Simon and Garfunkel - I am a rock

こんばんは、古い音楽をお届けする音楽文章ラジオのお時間がやって参りました。進行は、名久井翔太です。どうぞよろしく。

今日はBig Name特集2回目です。

今日の洋楽

Big Name特集2回目の今日は、アメリカ人のBig Name、サイモン&ガーファンクルでアイ・アム・ア・ロックです。



ポール・サイモン作曲です。1966年のシングルで、ホット100で3位を記録してます。また同年発売のアルバム『サウンド・オブ・サイレンス』収録曲です。

サイモン&ガーファンクルはご存知、フォーク・ロック・デュオです。「サウンド・オブ・サイレンス」「ミセス・ロビンソン」「明日に架ける橋」などのヒット曲を持ちます。

メンバーは、ご存知の通りですが以下の二人です。

•ポール・サイモン (Paul Frederick Simon, g, v)
•アート・ガーファンクル (Arthur Ira Garfunkel, v)

小学校時代からの友人だった二人は、まず1957年に「トム&ジェリー」(ポールがジェリーランディス、アートがトム・グラフという名前で活動)というデュオを結成し、「ヘイ・スクールガール」を中ヒットさせています。

二人とも学業に専念しますが、1963年に再び活動を開始して、サイモン&ガーファンクルとしてデビューします。デビュー作は1964年に発売したアルバム『水曜の朝、午前3時』でしたが、セールスが上手くいかず、アートは再び学業に、ポールは単身ロンドンに赴き音楽活動をします。

しかし、アルバムに収録されていたアコギとボーカルだけの「サウンド・オブ・サイレンス」にエレキギターやベース、ドラムの音を加えてシングルカットしたところ大ヒットし、三度デュオとして活動を再開します。ポールの書く哲学的な詩と、アートの天使の美声と評された声、そして二人のハーモニーが受けて、ヒットを連発する人気を得ることになります。

ですが、1970年のアルバム『明日に架ける橋』の製作中にポールとアートの意見の食い違いが起こります。アルバムは全世界で1000万枚を売り上げる大ベストセラーになり、グラミー賞最優秀レコード賞・アルバム賞を受賞しますが、デュオは解散します。

それぞれソロ活動を行いますが、現在に至るまで事あるごとに再結成をしています。ポールとアートの仲は、音楽上では疎遠ではいるものの、私生活においてはスイスのスキー旅行に一緒に行くなど、旧友としての関係を保っています。

今回のアイ・アム・ア・ロックはホリーズやグラス・ルーツもカバーしています。

では和訳です。

A winter's day

In a deep and dark December

I am alone

Gazing from my window

To the streets below

On a freshly fallen, silent shroud of snow

I am a rock

I am an island


冬も深まってきた暗い12月の日

俺は一人で、

窓から下の道を見つめている。

雪が降って、静かに積もっている。

俺は岩、

俺は島なんだ。


I've built walls

A fortress, steep and mighty

That none may penetrate

I have no need of friendship

Friendship causes pain.

It's laughter and it's loving I disdain.

I am a rock

I am an island


俺は壁を築いた。

要塞は高く聳えたつ、

何人も侵入できぬ強度。

友情なんてものは要らない、

友情は痛みを生むだけだ。

笑いと愛を俺は軽蔑してる。

俺は岩、

俺は島なんだ。


Don't talk of love

Well, I've heard the words before

It's sleeping in my memory

And I won't disturb the slumber

Of feelings that have died

If I never loved, I never would have cried

I am a rock

I am an island


愛の言葉を言わないでくれ、

もうそんな言葉はたくさん聞いた。

俺の思い出の中で眠っている。

気持ちが無くなった事に対して、

俺はその微睡みを妨げる事はしない。

愛したことが無ければ、泣く事も無いはずだ。

俺は岩、

俺は島なんだ。


I have my books

And my poetry to protect me

I am shielded in my armor

Hiding in my room

Safe within my womb

I touch no one and no one touches me

I am a rock

I am an island


俺を守る、

本が、詩集がある。

俺は鎧に守られている。

部屋に隠れ、子宮の中で安全に生きている。

誰も俺に触れず、俺も誰に触れる事はない。

俺は岩、

俺は島なんだ。


And a rock feels no pain

And an island never cries


岩は痛みを感じず、

島は決して泣かない。


こんな感じです。

一人引きこもっているのを、岩に例えて歌っている歌です。

今日はこの辺でお時間です。洋楽和訳のリクエスト・感想ございましたらコメントくださいませ。

ではまた。

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